今までの浄水器は、水圧が低い日本の環境では、その能力を充分に発揮する事ができない場合が多く、純水の生産量が極端に少ないという問題点がありました。また、メンブレン(逆浸透膜)は水圧が低いと除去率が極端に低下するため、不純物の多い水が入り込み、イオン交換樹脂フィルター(DI)の寿命が短くなるという弊害もあります。
意外に知られてはいませんが、従来のカーボンフィルターからはリン酸が溶解してしまいます。これはカーボン(炭)の生産過程でリンを使用するためです。結果、水道水から減らしたいはずのリン酸をカーボンフィルターが溶出し、それをR/OとDIで処理するという矛盾が生じてしまいます。
特徴
○ カーボンフィルター
従来品と異なり、リン酸を一切放出しません。元来リン酸やケイ酸は水道水中に含まれ、メンブレンでも除去しにくい物質です。カーボンフィルターがリン酸を放出すればメンブレンとイオン交換樹脂には不必要な負荷をかけ続ける事になります。この問題をクリアするために作られたマリンアクアリストのための特殊カーボンです。
○ メンブレン
現存するドライタイプでは最大の180ガロンメンブレンを採用しました。ウエットではない為、カビなどによる短期劣化の可能性もありません。
○ 水圧計
耐久性、信頼性が高く、衝撃にも強い高品質ゲージを使用しています。
○ アクリルチューブホルダー
純水口には、曲がりにくいハードチューブを固定する、便利なアクリル製チューブホルダーを付属しています。
○ 驚異的生産スピード
180ガロン/日という事は24時間で680Lの純水が確保できる事になります。12時間で340L、6時間で170L、3時間で85Lの生産能力があります。これらは水圧が4.2kg=60psiの場合のデータですが、水圧が低い場合は加圧ポンプを取り付けることにより、同じ能力が得られます。
○ ランニングコスト
コストを抑え、こまめなフィルター交換を可能にしました。従来のような、全てのフィルターを交換した場合の価格が、新品の浄水器の価格を上回るという矛盾はありません。